十五夜の夜、月からの使者がお姫様を迎えに来ました。皆は刀や槍を用意し、お姫様を守ろうとしています。

左側の右大臣「しかし、身体に力が入らぬ…。」

その場にいる者達は、なすすべもなく成り行きを見守るしかありませんでした。

右の三人上戸「姫様には二度と会えぬのか…(泣)」
左の三人上戸「・・・」
お殿様へ、月の使者がコロナウイルスのワクチンを渡そうとしました。

お殿様「ワクチンなど要らぬ!姫よ、行かないでくれ!」
お殿様は叫びましたが、お姫様はすでに羽衣を身に着けた後でした。

羽衣を羽織ったお姫様は下界の記憶を忘れ、月の光に導かれるように月へと帰って行きました。


お雛様劇場:53年前のお雛様を季節に合わせて、待合室に飾っています。