健康診断の結果を見ると、肝機能の欄に、C判定やD判定が記入されていることがあります。今回は、そんな時、どんな病気が隠れているのかご紹介します。
(1)検診で肝機能数値が悪いと言われました。どんな病気がありますか?
脂肪肝が一番多い病気です。半数以上の方は脂肪肝です。
(2)原因がわからないこともありますか?
採血とエコーが一番最初に行わる検査です。この2つの検査で、約95%の原因が明らかになります。ですから、2回受診すれば、多くの方は肝機能異常の原因がわかることになります。
(3)意外な病気がありますか?
肝機能異常の1%は甲状腺の病気です。患者様はもちろん、医療関係者でもご存知ない方が多く、びっくりされます。
※甲状腺は、のどの前にある蝶の形をしたホルモンを出す臓器です。
2018年9月8日