肝臓病と肥満専門のクリニック

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お雛様劇場(59)「桃太郎のお引越し」

お引越しをした桃太郎から、招待状が届きました。そこで、皆はオバケの案内で、新居を見に行くことにしました。先頭を行くエイ君。

左のオバケ「こっちですよ。早く早く!」
右のエイ君「ちょっと待ってくれ。今、行くから…。」

怯えたように、ビー君の袖を引っ張るオサナイ君。

オサナイ君「ねぇ、本当に行くの?やめようよ!」

後ろで、その様子を見ていたイカリ君。

右のイカリ君「今更、引き返せるわけないだろ!」

ビー君の肩で、何かを感じ取るオバケ。

左のオバケ「何か…血生臭くないですか?」
ビー君「・・・」

その頃、桃太郎達は家の外で、皆が到着するのを待っていました。

右のイヌ「暑さでお菓子の家が溶けてしまったので、仕方ないのですが…(冷汗)」
真ん中のサル「それにしても、随分涼しい所ですね…(冷汗)」
左のキジ「冷気もいっぱいのようですし…(冷汗)」

桃太郎は、満面の笑顔で、嬉しそうに言いました。

左の桃太郎「今度の家は、何と言っても家具(棺桶ソファ)付きですから!」
イヌ・サル・キジ「・・・」

数日前。オバケ達は家を探していました。

左のオバケ達「桃太郎さんは、いつも褒めてくれるんだよ。」
右のコウモリ「いいなぁ…。僕達も転職するか…。」

という訳で、その夜。コウモリ君は口笛を吹きながら、棺桶を縛り上げました。

棺桶の中のドラキュラ伯爵「えっ?開かないんだけど…??」

それから、赤い綺麗なソファカバーをかけました。

そして次の日。コウモリ君達は、桃太郎一行をお迎えしたのでした。

ところ変わって森の中。クモ君は家計簿をつけながら、ため息をついておりました。

クモ君「大所帯になって、生活に困ったぞ。何か仕事を考えないと…。」

その近くでは、クモ君の気持ちを代弁するように、オバケの木が叫んでいました。

オバケの木「赤字だ!赤字!火の車よ!」

その大声に振り向いたニヤリ君。思いがけず二人の目が合いました。赤くなって固まるオバケの木。

オバケの木「・・・」

次回に続く

待合室の飾りを「桃太郎のお引越し」仕様に変更しました 2024年10月

お雛様劇場:57年前のお雛様を季節に合わせて、待合室に飾っています

2024年9月29日