毎年恒例の凧あげ大会が開催されています。参加者達は、各々自慢の凧を持って入場してきました。
エントリーNo1
右大臣:一昨年の優勝者です。勇ましい奴凧(やっこだこ)を手にしています。

エントリーNo2
B君:2回目の参加です。珍しい力弥凧(りきやだこ)を持っています。

エントリーNo3
左大臣:昨年の優勝者です。特大の奴凧(やっこだこ)が相棒です。

エントリーNo4
A君:毎年参加の常連です。古風な助六凧(すけろくだこ)で挑みます。

エントリーNo5
お松ちゃん:初参加です。小さな奴凧(やっこだこ)をあげるようです。

競技開始のベルが鳴り、選手達は一斉に自分の凧をあげ始めました。開始早々から早くも激しいバトルが始まっております。
まずは、A君対B君の戦いです。

右のB君「前回は負けたけど、今回は負けないぞ!」
今はA君の方がやや高くあがっているように見えます。
こちらでは右大臣と左大臣、優勝経験者同士がにらみ合っています。

左の左大臣「なあに、まだまだ、若い者には負けんぞ!」
両者一歩も引かず、勝負は五分五分といったところでしょうか…。
そんな白熱した戦いの最中、おっとりとした声が響きました。

皆は一斉に、空を見上げました。そこには、凧があるのかどうかさえもわからない程、遥か彼方まで、タコ糸が青い空に向かって伸びていました。



お雛様劇場:59年前のお雛様を季節に合わせて、待合室に飾っています



