クリスマスの日、サタンさんからプレゼントが届きました。
「親愛なる姫君へ 月のウサギはお返しします。サタンより」
トナカイが運んできたのは・・・
真っ黒で、はち切れんばかりのお腹を抱えたパパウサギでした。
嬉しそうに、パパウサギに抱きつこうとする子ウサギ達。しかし、パパウサギは手が短くなっているので、子ウサギ達を抱き抱えることができません。
パパウサギは悲しそうに、月を見ながら答えました。
五人囃子に憑りついた悪霊がその様子を見ていました。
パパウサギがこちらで暮らすとわかると、悪霊は五人囃子に向かって言いました。
そんな騒ぎの中、オタクさんは、まだ箱の中に何かいるのに気が付きました。
その頃、お姫様は、三人官女達とクリスマスの飾りつけをしていました。
クリスマスツリーに吊るされた自分の足袋を見つめるお姫様
お雛様劇場:56年前のお雛様を季節に合わせて、待合室に飾っています