オキナさんは矢が刺さってケガをした1匹のスズメを助けてやりました。

傷ついたスズメは、恥ずかしそうにお礼を言いました。

そのスズメの家族が、宝物を携えてやってきました。

真ん中の妻スズメ「ほんのお礼の気持ちです。どうか受け取って下さい。」
オキナさんは申し訳なさそうに受け取りました。
さて、その頃、近くの田んぼでは、天日干ししている稲の実を狙って、沢山のスズメ達が集まっていました。

早速、食べようとするのを、兄が振り返って止めました。

左の弟スズメ「(ビクッとして動きを止める)!!」
2匹の目の前には、ペンチを持ったオタクさんが待ち構えていました。

その後ろには、包帯を持ったオカタイさんも待ち構えていました。


刈り取られた田んぼの隅では、せっせと、左大臣が落穂拾いに励んでいます。

その様子を見ているイカリ君とオサナイ君。

左のオサナイ君「わかった。僕達も手伝うよ。」
翌朝、別荘で目を覚ましたお殿様は、お庭を見て驚きました。


お雛様劇場:58年前のお雛様を季節に合わせて、待合室に飾っています