肝臓病と肥満専門のクリニック

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お雛様劇場(70)「稲刈り」

オキナさんは矢が刺さってケガをした1匹のスズメを助けてやりました。

オキナさん「傷が浅くて、本当によかったなぁ。」

傷ついたスズメは、恥ずかしそうにお礼を言いました。

左のスズメ「お供え物を食べたので、罰が当たったのでしょう。お世話になりました。」

そのスズメの家族が、宝物を携えてやってきました。

左の子スズメ「パパを救ってくれてありがとう。」
真ん中の妻スズメ「ほんのお礼の気持ちです。どうか受け取って下さい。」

オキナさんは申し訳なさそうに受け取りました。

さて、その頃、近くの田んぼでは、天日干ししている稲の実を狙って、沢山のスズメ達が集まっていました。

飛んでいるスズメ達「わあ~、美味しそうなお米がいっぱいだ!」

早速、食べようとするのを、兄が振り返って止めました。

右の兄スズメ「今はよせ!あいつらは、やばいぞ!」
左の弟スズメ「(ビクッとして動きを止める)!!」

2匹の目の前には、ペンチを持ったオタクさんが待ち構えていました。

オタクさん「一粒でも食べると、舌を切りますよ(笑)」

その後ろには、包帯を持ったオカタイさんも待ち構えていました。

オカタイさん「そうしたら、そいつを介抱して、お宝をがっぽり…(笑)」
兄弟スズメ「・・・」

刈り取られた田んぼの隅では、せっせと、左大臣が落穂拾いに励んでいます。

左大臣「ミレーの落穂拾いじゃ(笑)」

その様子を見ているイカリ君とオサナイ君。

右のイカリ君「未練の落ち葉拾い?落ち葉でさえ、もったいないのか…。」
左のオサナイ君「わかった。僕達も手伝うよ。」

翌朝、別荘で目を覚ましたお殿様は、お庭を見て驚きました。

お殿様「枯れ木も山の賑わいだけど、なんでうちのお庭だけ!?」
待合室の飾りを「稲刈り」に変更しました 2025年9月

お雛様劇場:58年前のお雛様を季節に合わせて、待合室に飾っています

2025年8月31日