十五夜の夜、お姫様が里帰りすることになり、お殿様もついて行くことになりました。天の羽衣を羽織ったお姫様は、お殿様の準備が整うのを待っています。

お姫様の後ろでは、見送りに来ている御家来達が、お殿様へ大きな風呂敷包みを渡しました。しかし、お殿様には、その意味がよく理解できていないようです。

右側のお殿様「(満更でもなさそうに)いや~、それ程でも~」
左側のお姫様「・・・」
月世界の旗を振りながら、その様子をじとーっと見つめる五人囃子達。

お殿様の隣りでは、右大臣が左大臣へ、風呂敷包みの大きさについて注意しています。

右側の左大臣「なあに、月では重さが1/6になると言うではないか…」
右大臣「殿自身の重さも1/6になるんですよ…」
左大臣「えっ? ・・・」
左大臣の特大風呂敷を見て、驚く五人囃子と三人上戸達。


右側の三人上戸「いやはや、ちょっと欲張りすぎじゃな…」
真ん中の三人上戸「ぷぷっ。一人だけ抜け駆けとは、左大臣もなかなかやりますね(笑)」

お雛様劇場:54年前のお雛様を季節に合わせて、待合室に飾っています。