梅雨のある日、三人上戸が羨ましそうにカタツムリを眺めています。

左の三人上戸「悩みなんて、何もないですからねぇ・・・(笑)」
しかし、二人の足元では、カタツムリ達が溜息をつきながら、話をしていました。

右のカタツムリ「物価高で、家を大きくすることもできないしねぇ…」
そんなカタツムリ達の悩みを聞きつけて、一人の男が救いの手を差し出しました。

指差された方を見ると、宝石をちりばめた豪華な家を背負ったナメクジが・・・。

ナメクジ「そ、それ程でも・・・(苦笑)」

ナメクジ「そ、それ程でも・・・(泣)」
そんなやりとりを見ていた他のナメクジ達。

右のナメクジ「(青い家を試しながら)それも、できるだけ豪華な家がね・・・」
真ん中のナメクジ「家がないだけで、そんなに嫌わなくても・・・(涙)」
しかし、その隣では、お姫様が嬉しそうに、沢山のナメクジを抱きかかえていました。

その様子を隣で見ていたお殿様は、そっと呟きました。


お雛様劇場:55年前のお雛様を季節に合わせて、待合室に飾っています。